「たこ汁」。 ザ・たこさん ~武道館への道~

関西のソウル~ファンク・バンド、ザ・たこさんへの熱い思いを綴るブログです。インタビューなんかもときどき載せちゃいます。

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4年ぶりの新作『タコスペース』、絶賛発売中ですぜ。

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4年振りの新作『タコスペース』が9月4日に発売された。
前作『ベターソングス』が出たときには大袈裟じゃなくそれこそ1日1回は必ず聴いていたもので、いまどきここまで聴き倒しても飽きないアルバムはそうそうないなと思ったものだったが、今回の『タコスペース』も結局同じように毎日聴いて聴いて聴き倒している。
オレは本当にこの中年バンドが好きなんだなと自分で呆れ、心で苦笑いしたりもするが、これでいいのだとバカボンのパパのようにつぶやいてはまた聴き返している。

「チェーンスモーキンな爺さん」は最近の口ずさみ回数ナンバーワン曲で、気づけば「カッ」と喉を鳴らしてまでいる自分がいる。
特に風呂に浸かって歌ってみるとなんとも気分がいい。
「ジ・オールマン・アップ・ザ・ロード」を朝一で聴いて、何やら士気を鼓舞したりしている。
御年老ってゲー・ジュー、へその下はデー・ジュー・イー、……ってな具合で、何をかはようわからんが「今日もやったるぞ」ってな気分になる。
ほろ酔いで駅から家まで歩いてる際には「いいちこお湯割り」を口ずさんでいることが多い。
「アアッとなって鼻血出して」というフレーズが好きだ。さすがにこの歳で鼻血は滅多に出さないが、「アアッとなって」っていうのがなんかすごいよくわかる。
(それにしても「オヤジのハゲ頭 ピッカピカに光ってる だけどよく見るとお前の笑顔」ってところは切ないっちゅうかなんちゅうか、おっちゃん、たまらんわぁ)

40代50代のおっさんをこれほど元気づけたり励ましたりしてくれるアルバムは、バンドは、そうそうない。
いろんなことすぐ忘れるし、最近はよくあちこちぶつけるし、たいしたことできないで生きてるし、おまけに酒まで弱くなってきて最近じゃすぐ酔っ払う自分だけど、それでもいいじゃないか、言うほど悪くない……どころかなかなか楽しくオレは生きてるぞ……と思わせてくれるバンドは、ザ・たこさん以外に見つからない。

安藤八主博は、いつも、どの曲も、高らかに歌っている。
大きな声で歌っている。
猪口才な押し引きとか抑揚づけで表現するのではなく、喜びも儚さも苛立ちも空腹もとにかく大きな声で歌って表わしている。
そしてカタカナで記すのが難しい叫び声をあげる。
それは明確な意味とか明確な感情などではなく、魂が叫ばずにはいられないからヘンな声としてどうしようもなく内から出てしまうという、そんなシャウトだ。
器用に押しと引きとのバランスを考えながら歌う人もそれはそれでいいんだが、大きな声で喜びも儚さも苛立ちも空腹も歌われると、その分だけ大きなカタマリとなってズドンと響く。
オーティスしかり、やっぱり大きな声で歌われるソウルこそが文字通りソウルなんだと思ったりもする。

そんで山口しんじだ。
『タコスペース』はとにかく彼のギター表現が素晴らしい。
安藤の歌と並ぶくらいの熱量で、泣いたり怒ったり笑ったり、荒ぶったり気だるさ出したり勢いをリードしたりしている。
縦横無尽というかなんというか、これまで生きて弾いてきたその積み重ねがいろんなふうに音になっている。
しかも、引き出しの広さを思わせながらも、ヘンな器用さはなく、これこそほかの誰でもない山口しんじのギターの音なのだということをハッキリわからせる。
ついさっき久々にMG'sのベスト盤なんぞを聴いていたのだが、クロッパーのギターを聴きながら、そうなのだ、こういうことなのだと、山口しんじのギターの弾きをそこに重ねてイメージした。
プレイヤーとかギターなんちゃらとかの雑誌がよくやる年間ベストプレイヤー選出企画で、そろそろ山口しんじの名前が上位に入ってきてもいいじゃないか、入るべきだろ、と、『タコスペース』聴いてそう思ったりもする。

安藤八主博と山口しんじ。
20年もザ・たこさんの名のもとに一緒にやってきたこのコンビの詞世界・音世界に、これ以上ないという底の支え方で連れ沿っているのがリズム隊だ。
オカズを最小限に抑え、これがオレのやり方という矜持に貫かれたドラムをたたくマサ☆吉永。
ザ・たこさんのドラムは何がなんでも何としても何が起きようともマサ☆吉永じゃなくてはダメなのだと思わせる間の取り方と詰め方がある。

そしてオカウチポテト。
加入仕立ての頃は正直に言うとその前任ワキモトくんとつい比較して聴いてしまう自分もいたのだが、いまやハッキリと彼のベースの個性というものが表現されているのを『タコスペース』でも感じることができる。
「オカウチポテト、お前こそがザ・たこさんだ!」と言いたくなることが最近よくある。

『タコスペース』はそんなふうに3人の楽器奏者のそれぞれの音の出し方の個性が実にはっきり見えてくるアルバムであり、間違いなくそれが安藤ワールドというしかない唯一無二のものを泥臭さと洗練のちょうどいい塩梅で浮き立たせている。
また、歌ものを前に押し出し、ポップであることもある程度意識した『ベターソングス』よりも、“ライブのザ・たこさん”の生々しさが音となって表れている。
つまりは熱が盤に真空パックされている。
これに関しては、ザ・たこさんを発掘し、一時期はメンバーとしても在籍し、これまでの全アルバムのミックスを手掛けている松田健の明確なビジョンと手腕におうところが大きい。

ジャケもいいんだよなぁ。
安藤画伯の一筆書きによる、謎の異星人「タコスペくん。」。
シンプル・イズ・ベスト。
20周年だからこその原点回帰をそこに感じなくもない。

そんな文句なしの『タコスペース』だが。
TV Bros.の「あまちゃん」総力特集号における「ザ・たこさんvs宮藤官九郎」特集(なんとカラー3P!)の、絶大なるクドカンの影響力も大きくものをいってか、いままでこのバンドを知らなかった人もけっこう買ってるよう。
(この企画を仕込んで取材したのはライター・大谷隆之さん。偉業といっていいでしょう)
ツイッターで「ザ・たこさん」と検索すると、かつてないくらいたくさんの人がザ・たこさんについてつぶやいてたりするからねぇ。
(9年間観続けてきた大ファンのひとりとして素直に嬉しいし、このいい機会に少しでも広めたい気持ちがあるので、いちいちRTさせていただいてます)

結成20年。
まさに、「時はきた。それだけだ!」。

そしていま一番言いたいのはこのこと。
「とにかくライブに行け! 行けばわかる!」

近いところではこの2本。

●結成20周年を祝す野外フェス『ザ・たこさんの無限大記念日』。
詳しくは、こちら。

●結成20周年&『タコスペース』発売記念、その東京編となる渋谷クラブクアトロ公演。
詳しくは、こちら。

もう一度言う。
とにかく行け! 行けばわかる!

ザ・たこさん、5thアルバム『タコスペース』。かつてない勢いで絶賛発売中。

タコスペース





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  1. 2013/09/15(日) 13:14:58|
  2. たこさんにゅーす
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<無限大記念日への道。 | ホーム | 「魂列車vol.3 ~夜のストレンジャーズvsザ・たこさん」@新宿紅布>>

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Author:内本順一
ザ・たこさん私設応援団東京下北沢支部。

内本です。音楽ライター、やってます。
ブログ「怒るくらいなら泣いてやる」も読んでね~。http://ameblo.jp/junjunpa/

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