「たこ汁」。 ザ・たこさん ~武道館への道~

関西のソウル~ファンク・バンド、ザ・たこさんへの熱い思いを綴るブログです。インタビューなんかもときどき載せちゃいます。

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5月の東京公演報告書。

5月20日(金)

ザ・たこさん、今年初の東京遠征。
その初日は今や東京でのホームとなった代官山LOOP。
イベント総合タイトルは「会いに行けるFUNK」だ。

ふたつのバンドとDJのあと8時過ぎに登場したのは、近頃ノッてる女性4人組ソウル系バンド、ズクナシ。
今年、アメリカはテキサス州オースティンで行なわれている世界最大の音楽コンベンション、サウス・バイ・サウスウエストに出演し、USツアーを行なってきた彼女たち。
その成果もあってヴォーカル・衣美さんの全情熱注入型パフォーマンスは今まで以上に濃いものになっていた。
押して引く…のではなく、押してさらにまた押す感じ。
情熱さえあれば大抵のものは越えていけると信じ、それを実践している人の歌いっぷりだ。
熱くなければソウルじゃない。
その心意気やよし。

ライヴという現場こそ命という活動のあり方は、ザ・たこさんと意を同じくするもので、そこでつけてきた力を存分に発揮。
(確かラス曲だった)「Shine」は、そんな今のズクナシをよく表わしている曲で、「やっぱりいい曲やな」と思いました。

そしていよいよ、待ってましたの我らがザ・たこさん。
新ベース、オカウチポテトくんの東京デビュー戦だ。

セトリはこちら。
真夜中~ラブアタック~ロクシマ~女風呂~テーマ~バラ色~ヤンタン~人生~~ケンタッキー~鯖PT-2◎アンコール:ヤンタン~ナイスミドル~テーマ。

ナニワフォンク一式セットというか、定番主体の王道セットというか、笑いとノリのバランスもちょうどいい、一見さんも大いに楽しめる構成。
「間違いない」セットであるからして、そりゃあもう盛り上がりましたよ。

そんなセットのなかにも熱心なたこ好きが「おおっ」となった曲がひとつあって。
そうです、「バラ色の世界」!
イントロの山口さんのギター・カッティングでもう僕はうひょーっと声出してたね。

東京のライヴでこれやったのは相当久しぶりだったんじゃないか。
いや、大好きなんすよ僕は、この曲。
もしかするとザ・たこさんの全楽曲のなかでもベスト3に入るかもっていうくらい。
うまくいかないこととかあったりしたどっかからの帰り道、頭んなかでこの曲を再生しながら、コンビニに立ち寄り「路上で発泡酒、あ~っ」。
そうすりゃ今日はダメでも明日につなげられるっていう、そんな、なくては困る曲のひとつで。
この日も「名曲やわ~」と感じ入ったもんです。
終演後、いつもザ・たこさん観に来てる数人と話したのだけど、やっぱりみんなこの曲に反応してましたね。

で。
新ベースのオカウチポテトくんが入ってどうだったかだが。
まず、噂に違わぬノッポくんがステージ向かって左に立っているその状態が、絵的に面白い!
「デブがおって、出歯のメガネがおって、フツーがおって、巨人がおる。これで揃ったわ」
以前安藤さんがそう話してたものだが、確かに一通りのキャラが揃ったという意味で絵的な面白みが増したかも。

そして、音。
当然、脇本氏のそれとはまるきり違う。
違って当然。
人が違うのだからそれは当たり前のことだし、似た音である必要などない。

ざっくり言うなら脇本さんはニューオーリンズのジャズやファンクに精通し、そっちのベースを体得してきた人であるからして、横のノリに長けていた。
安定したプレイで最高のグルーヴを生んでいた。

ポテトくんはといえば、これまでどちらかと言えばロックよりのバンドで弾いてきた男だ。
だからその分、縦のノリに新鮮な何かがあった。
それはこの日よりも、翌日の地球屋のライヴにおける「“初期のRCサクセション”を聴きながら」とかでより強く感じられたところだ。

バンドは生き物なので、ひとり代われば音も見え方も変わるもの。
一言で書くなら、僕はバンドが若返った印象を受けた。

熟したものには熟したもののよさがある。
それを安定と呼ぶこともできる。
安定はいいことだが、刺激はそれに反比例する。
安定はそりゃ大事だが、スリルとか可能性のようなものが見えたほうがバンドというものは面白ったり刺激的だったりする…とも言えるのだ。
で、安藤さんはそのあたりに賭けているんじゃないか、そこでポテトくんという若者に期待をかけてるんじゃないかと、僕はそう思った。、
まだ測りきれないオカウチポテトくんのクールなようで謎のふてぶてしさも少し窺えるプレイを見ていて、僕はここからのザ・たこさんがまた面白くなっていきそうなのを感じていた。
例えばだけど、今後、横ノリより縦ノリに傾いた勢いのあるロック曲が生まれてくるかもしれない。
いや、わからないけど、とにかくなんだか面白くなっていきそうな気がすごくする。
半年後、1年後、1年半後、2年後に、どんな音になって、どういう新曲が生まれているのか、すごく楽しみである。

結成から18年。
ザ・たこさんはしかし落ち着いたりなどまったくせず、ここからまたゴロゴロとデコボコ道を転がっていくのだ。

あ、それと、この日のお客さん、熱かったよな~。
特に野郎ども。
またも安藤コールが鳴りやまなかったものな。
東京のたこ好きたちの熱が回を重ねるごとに増していってるようで、それ、なんか嬉しいです。



5月21日(土)

遠征2日目は、国立・地球屋。
ここも以前からザ・たこさんが度々やっている馴染みの場所だ。
LOOPに比べりゃ遥かに小さい昔ながらのライヴハウスだが、それだけに熱気やら煙草の匂いやらいろんなものが充満。

2001年結成のバンド、rainmanが1時間程度やったあと、ザ・たこさんは前日のLOOPよりもやや長めに演奏してくれたのだった。

セトリはこちら。
真夜中~ラブアタック~ロクシマ~40肩~テーマ~ダニエルさん~ヤンタン~女風呂~ヤンタン~猪木~初期のRC~人生~麻酔(マントショー)~鯖PT-2◎アンコール:ケンタッキー~テーマ。

前日のLOOPが「ナニワフォンク」一式セットなら、この日は「安藤、おおいに唄う」。
つまり“聴かせる歌もの”をふんだんに。
ダニエルさんあり、猪木あり、麻酔あり、ですから。
特に“猪木”と“麻酔”にしびれたね。
“麻酔”の安藤さんシャウト…「アイ・ラビュッ」がいつまでもずっと耳に残っていたほど。

あと、山さんの歌う“初期のRC”もあったが、もちろんあれをやったのは、「国立だから」(山さん)。
それ、清志郎好きには伝わってたと思うけど。

で、その山口さん。
この2日間を観て僕の受けた印象なんだが(というか去年暮れのLOOPでも思ったんだが)、なんだろ、こう、以前にも増して気持ちがぶわっと入ったギターを弾いてるっていうか。
ものすごくエモーショナルというか、歌心のあるギターというか、とにかくなんかすごく燃えたぎるものを感じさせる弾きっぷりになってきてるようなんだよな。
いや、以前からそうっちゃそうだけど、特にここ最近、そういう印象が強くて。
「この熱い魂を伝えたいんや」っていう弾きっぷりに、僕、相当グッときちゃってるわけです。

そして、安藤さんや山口さんがエモーショナルに前に前にと行けるのは、ミスター・正確なリズムキープ、吉永さんの叩きあってのものだろうとも。
まさしく音楽的な意味でのザ・たこさんの要。
脇本氏脱退にあたってのそれなりのアレはいろいろあったとも思うが、結果なんちゅうかますます“頼りになる男”度がアップした印象を受けますね。

で、新ベース・ポテトくんはといえば、この小さなステージだからこそなおさらノッポが際立っていたし、LOOPよりも持ってる個性が伝わってもきた。
うん。

ああ、それにしても2日とも聴けた“女風呂”の熱の凝縮度は凄かったな。
今、ザ・たこさんの音楽の魅力って何?  ザ・たこさんのライヴの凄さって何? と訊かれたら、とりあえずこの曲を聴かせたいものだな。
これこそが今のザ・たこさんだって多くの人に言える仕上がりだよな。
この1曲のライヴテイクを配信とかしてプッシュできればいいのに、と思うよなぁ。

さて、ザ・たこさんの次回の東京公演はというと、7月にまた代官山LOOPで(日程は近日発表とのこと)。
そして8月28日には、吉祥寺のStar Pine Cafeが決まってます。
こちらは「RING★O-FUNK!」と題して、モアリズム、K-106との競演。

ほかにもこの夏は動きがありそで。
実に楽しみ。
そう、これもまたザ・たこさんの、「武道館への道」!

ザ・たこさん東京初上陸 034
(地球屋・開演前)

ザ・たこさん東京初上陸 056
(地球屋・終演後)

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  1. 2011/05/28(土) 18:13:11|
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内本順一

Author:内本順一
ザ・たこさん私設応援団東京下北沢支部。

内本です。音楽ライター、やってます。
ブログ「怒るくらいなら泣いてやる」も読んでね~。http://ameblo.jp/junjunpa/

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